遙か6：つないでいくもの

秋兵さんルートクリアしました！
周囲のドボン具合から恐々としてたんですが、ある意味想定内のところに落ちた予感がします。
以下ネタばれ。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私、関係性もえの血を持っていまして、家族とか相棒とか親友とかそういう関係性を（それがどんな形であっても）描かれると非常に弱いんですね。

はい、秋兵さんというか、秋兵さんを中心とした片霧家をこじらせそうです。
なんなのあのすれ違い家族……！！！
母親の死の床に立ち会わなかったり、自分の行く道のレールを勝手に敷かれたりで父親をよく思っておらず正面から向き合うことを避けてきた秋兵さんと、妻を亡くして「軍人である自分と結婚しなければ妻は幸せだったろうに」「妻は自分を恨んでいたに違いない」と思い込んで仕事に没頭・禁断の研究に手を出し、家族との距離を置いてきた総長さん。
どこかでお互いの思いを知る機会があればこんなにすれ違うこともなかっただろうに、と心底思いました。
お互い能力はあるのに不器用なんですよね……幸せな頃の片霧家の肖像と未来の片霧家の肖像ください。
総長さんが目が覚めてからの。

あとは、有馬さんとの友情ね……秋兵さん（というか秋兵さんをおっかける梓ちゃんを）追っかけてきてからのひと言に泣きました。
私情を挟むわけにはいかないからって助けたい気持ちを押し殺さなくていいんだよ秋兵さん（思い出し泣き）

一見軽やかで人当たりも良くて女性に人気で……な秋兵さんなんですけど、意識して明るい面を出しているからなんでしょうね。
必殺・おどけて笑って煙に巻く/気持ちを誤魔化すっていうのを哀しいくらい自然にやっていて、そこが見ていてとても切なかったです。
だから梓ちゃんが共有させてくださいって言ってくれて本当に良かった……。
ほっとけないひとですね、本当に。笑顔で何もかも誤魔化してしまうから。
そーいうところがまた地朱雀っぽい……。

エンディングでは梓ちゃんと籍を入れて一緒に歩めているようで。
新しい家族を迎える頃には、どうか総長さんも近くで穏やかに過ごしていてほしいです。

というわけで4周目でした。次は九段さんいくぞー！！